【書評】フェラは「……」で回数指定な! → すごくエッチなゲームシナリオが書ける本

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総合科学出版様から、2012年8月17日発売の「すごくエッチなゲームシナリオが書ける本」をいただきました。

さっそく、どどどどどと読んでみましたので、レビュー・感想・書評などをと……。

著者は「 灰猫 」さん。

ナースの「エッチなこと」をお書きになられるのが、お得意のように見受けられますな。

ふむふむ。

実はエロゲーのライターには、2種類います。

① 与えられた仕事を ばっちりと期待通りにこなす プロライター

② 勢いで書いて、アップダウンを繰り返す。締め切りは何となくそこから、クライマックスが始まっている気がしている、ちょっと迷惑系のライター

当方は、ずばり「②」です。ごめんなさい。いつもクライアントさんには迷惑ばかり掛けております。
ごめんなさい。僕はぜったいに、こんな本は書けません。僕が書くと「なんとかなるぜ!エッチなライターの俺様処世術」って本になります。

で、この本につきましては、当然、「①」の職業ライターの入口に立ったようなお方におすすめ出来る本です。

灰猫さんのエントリーから引用しますが……


本は4章仕立てです。

「はじめに」と「おわりに」を合わせると6章になります。
はじめにとおわりにの内容紹介は、カットします。

■第1章:エッチナゲームシナリオとは?
昔のエロゲ事情と今のエロゲ事情の違いについて、ちょっと触れてます。
その流れの中で、今どきのゲームのエッチシーンの重要性についても解説しています。
後半は、エッチシーンに限らず、ゲームシナリオ作成の上で大切なことの基本について解説しています。

■第2章:エッチナゲームシナリオを書くために必要なこと
いよいよ基本的なエッチシーンの書き方のコツやテクニックなどを書いています。
喘ぎ・ちゅぱ音・卑語・擬音の使い方などなども解説していますよ。
ここがこの本の見せ場かもしれませんね。

■第3章:実際に書いてみよう(実践編)
第2章で書いたコツを踏まえた上で、サンプルシナリオを書いています。
軽い説明付きです。

■第4章:実際のエロゲ制作現場
実際のエロゲ制作現場について書いています。
志望者さんにはぜひ目を通していただきたいところです。


 

 

……という感じで、テイストは全体を見渡して「精神論」系の文書技術書ではありません。

精神論系というのは「エロは根性で書く」「徹夜をすることでクオリティがアップする」などと書いた系です。


この本は 「かなり、実践的な教科書的なテキスト」と言っていいでしょう。

間違えて欲しくないのは、この本は「エロゲーライターになるための本」ではありません。

「エロゲーライターになっちゃった人の本」です。また、同人ゲームでライターをしている人にもきっと役に立つ本でしょう。

 

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本書では、ミドルとよばれる立ち絵……

 

 

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そして、具体的な「性交成功文例」もイラストを交えて解説しております。

 

念のために言っておきますが、全年齢対象向けの本です。

 

読んでみての感想ですが、「そうそう。そうなんだよなー。うんうん。間違いない」と、実際にエロゲーのライターやっていて納得いくことが大半でした。

 

読者によっては「こんなこと、とっくに、わかっていることだよ……」なんて思われるかもしれませんが、実はその、「簡単に見えること」が実は一番大事なんだと思います。

 

エロのテキスト量や、配分、など、表紙にあるちょっとネタっぽいモノに反してマジメな作りです。

 

 

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あと、僕が一番感心したのはこのページの下り。

 

「……」を使って、フェラの音を出すタイミングと回数を指定する……というテクニック!

全然知りませんでした!!

 

エロゲーは声優さんにセリフをしゃべって貰うものなので、こういう配慮も必要なのですね!!

 

凄く実践的です。

いまだかつて、こんな「……」の使い道を教えるハウツーがあったろうか!

早速、意識して使います!! ありがとう!!

 

 

あと、本書ではテキストにおける、ヒロインの性に対するリアクションの変化も重要であると、述べております。

僕もそう思います。 そのために具体例が揚げられております。

 

 

////// やだ、え、エッチすぎるので、も、モザイクかけなきゃ! こ、こんなの、の、のせられないいいぃぃーーー ひいいぃーーー!

……となります。

 

実際に何が書いているかは、手にとってご覧下さい。

 

 

 

あとは、これは、本音の感想なんですが、

ラノベ作家でエロへの転身を考えている人が一番役に立つ本だと思う。(文章作法や文書力はある程度、身につけている人向けの本な気がするから)

実際、ストーリーを書きたがる作家に向け、「エロゲではエロ勝負です」とエロゲライターとして、しごくまっとうな精神を説いている本です。

 

「エロゲのシナリオを軽く見ないで欲しい。実際には、長距離トラック運転手並みの過酷労働を強いられる職業なんです!」。

そんな事は書いていませんが、そういうこころがまえが、はんなりとわかる 「すごくエッチなゲームシナリオが書ける本」。

2012年8月17日(やっ!いれないで!の日)に全国書店で発売されます!

買ってくだちぃ。

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